道枝駿佑くんがどこにいてもそこは常に0番だったという嘘のような本当の話

 

国道の下の地下鉄を抜けると、松竹座であった。松竹座の底は元から白かった。オタクが列に止まった。

 

 

 

 

 

 

思えば私が大阪の地に足を踏み入れるのは初めてでした。大きな期待とペンライトを胸に抱え、そのどう考えてもキラキラアイドルジャニーズさんがコンサートをやるような雰囲気ではない白く塗られた荘厳な劇場の外観を見上げ、とうとう私は今日というこの日、ずっとずっと一目お目にかかりたいと切に願っていた道枝駿佑くんを遂にこの目に収めるのかと実感し、踵を返して自宅のある関東の某夢の国県に一目散に逃げ帰りたくなったのを覚えています。

 

 

 

 

繋がらんよ〜〜〜〜文脈が1ミリも繋がらんよ〜〜〜〜

 

 

 

 

道枝駿佑くん

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あらまぁなんと綺麗なこと。

 

何度見てもびっくりしちゃう。

慣れない。美しさに慣れない。

 

 

 

とまぁこんな茶番(真剣)を常日頃繰り返す、メディア媒体でしか道枝くんを見たことの無いオタクをしていました。正確に言うと、超絶怒涛のド新規道枝くん担の私が道枝くんを応援しようと心に決めてから初めて決まった現場がこの関西ジャニーズJr春の恒例公演@松竹座 だったわけです。(私が道枝くんを応援しようと心に決めた時既に冬の恒例公演@城ホ 所謂あけおめコンというものは受付の扉を閉ざしており、あけおめコンのレポをスリッパを噛みちぎる思いで見ていた2019年の幕開けでありました。)

 

 

 

日々、様々なメディアを通して道枝くんを目にし、それらを逐一崇拝し称え彼が生きるこの世界に賛美歌を捧げるなどしているオタクが遂にその眼に自担という光を宿す日を迎え、関ジュ担の聖地松竹座のある道頓堀の地を踏みしめたのです。

 

その光が眩しすぎることは想像に難くないことでした。

今までジャニーズのオタクをしてきて、その都度好きなアイドルに会う・現場に行くというのは大変崇高な行為であり隅々まで身を清めて行かなくてはならないものだと重々承知してはいましたが、道枝くんの場合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私なんぞが会ってもいいのか...(小声)(激震)

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを考えさせられるくらい私の中で高貴で尊い存在だったのです。高嶺の花。

 

 

よくオタクは

「美で殺す」「美で画面が割れる」

等、自担や推しの美しさによる超常現象を非オタが見聞きしたら間違いなくドン引かれるレベルのガチな目で語りがちですが、かく言う私もそのオタクの1人。

 

道枝くんの美に殺される...あんなに眩い姿を直接見てしまっては失明は確実...

 

てか皆なんで平気で太陽を双眼鏡で直接見に行こうとしてんの...?それやっちゃダメですよって教えられたでしょ?とは思いつつ私もわざわざお金を払ってそれをやろうとしてるというこの矛盾...!(ここいらで大好きな人に会う直前のオタクの錯乱状態をわかって欲しい)

 

 

 

 

足がすくむ。数時間後、チケットという無敵のベールを身に纏い悠々と松竹座の扉をくぐった私は本当にこの目であの道枝くんを見れてしまう。あんなにも待ち望みあんなにも夢に見たことなのに。

 

足がすくむ。

 

こぉんな つも〜りじゃ ない〜のにおかしぃぃ〜〜(高橋恭平さんvo)

 

 

 

 

 

とはいえやっぱりこの美貌、せっかく生で見させていただける権利を得たのだからこの目に収めるまで死ねない。失明でもなんでもしてくれ。目くらいくれてやる。あの美しさで目を失うなら本望。

何より、道枝くんのメンバーカラーのピンクは関西ジャニーズJrの中で並立する3つのグループ(なにわ男子・Lilかんさい・Aぇ!グループ)唯一のピンクなんですよね。

つまり林家ペーパー子イズムを忠実に伝承している何某かになるか点灯させるペンライトの色を間違える(正直あけおめペンラの紫がピンクに見えて仕方なかった私はこれやりそうになった)(電池切れかけると紫は確実にピンクへと変わる)(よって道枝くんからのお零れを貰う心当たりのない紫担爆誕)かしない限り、

ピンクのペンライト=道枝くんが最も好き

のダイレクトなサインになる訳です。

道枝くんがステージから客席を見た時に、ひとつでも多くその特別なピンク色があったら、ピンクのペンライトの多さを見て道枝くんが少しでも嬉しいと感じてくれたら、それだけで私が松竹座に居る意味があると思ったのです。むしろそれが私に出来る精一杯かと。

 

 

 

 

 

かくして私はチケットという無敵のベールを身に纏い、とうとう松竹座劇場内に足を踏み入れました。

 

 

 

 

 

 

いよいよ開演。

私が初めてお目にかかった道枝駿佑くんは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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白衣をお召しになっておられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

顔の良い人間のみが入所を許される屈指の顔面最強集団。それがジャニーズ。

顔面の良さは全人類の希望となり、顔の良い人間はそこに立っているだけでお金がもらえて然るべき。

のはず。

 

なのに。

 

 

 

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コント、すなわち観客から笑いをとろうという芸事をしていらっしゃる。

こんなにもお顔の美しい男の子が。

 

そんなとんでもない有り難き事実を礼讃する間もなく、初めて道枝くんを見た瞬間に私の周囲の音は消え去りました。無音。きっと会場にいる皆様はあの顔面最強医者トリオ(顔面だけで治癒効果大)が出てきたことでたいそう黄色い歓声をあげていたことでしょう。

しかし無音。道枝くんの放つ光があまりにも強くて眩しくて離してくれない。全身が、五感の全てが道枝くんに奪われたような、そんな感覚がしました。なんなら数秒間息が止まっていたかもしれません。身動きが取れなくなった後、自然と胸の前で手を合わせてしまうような神々しさ。息をするのも、瞬きをするのも、それに用いる僅かな労力すら惜しいくらい道枝くんにだけ神経を注いでおきたいと思わせられる程。

あんなに緊張して帰ろうかなとすら思っていた私は、その時もう既に松竹座の座席に根を生やしていました。

 

 

 

 

 

べらぼうに小さく余白がないお顔、無駄のないフェイスライン、主張し過ぎず慎ましやかに顔面のセンターに君臨する鼻、ツンと整っていると言うより若干丸みを帯びることで愛らしさを増幅させる鼻先、切れ長で横幅がある目と表情によって移ろう危うげな平行二重、自然に生えた眉毛、全体的に華奢な身体の割に広い肩幅、その長さに上品さすら感じる四肢。

どこを取りあげても芸術作品のようなパーツから道枝くんは構成されていました。

 

 

美しいにも程がある。

彼の美を表すための言葉がこの世には明らかに足りません。言葉が彼に追いつけていない。

それほど美しい道枝くんに、初めは冷たさを感じました。ピンと張り詰めた凜とした美しさ。透き通っている氷のよう。

コントでの役柄上カッコつけてなんぼの役だったせいもあるかもしれませんが、美人って目が死にがちというか、無表情でいるとつい冷酷な雰囲気が漂ってしまう面があると私は思っているのですが、まさしくそれでした。目が死にがちな美少女美少年、大好物ですありがとうございます。

 

でもここで終わらないのが道枝駿佑さん。

ものすごくキツそうな体勢(下記画像参照)で1分半近くステイさせられる一場面ではキツさのあまり笑ってしまったり

 

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コント中に爆笑ポイントから逸れた割とシュールな場面で1人で笑いだしたり、笑いを我慢しないといけない状況に弱すぎたり、とうとう自分のセリフで笑いを堪えたら声が裏返って笑ってしまい、そのせいでむせているのを末澤のパイセンに心配されている道枝くんは何と可愛らしいこと!!!!!!!!

 

先程まで感じていた冷たさは何処へやら。

一気にメンバーカラーのピンクの信憑性を帯びてきた道枝くんはコントのみならず、公演後半のショータイムでも余すところなく魅力を存分に発揮していらっしゃいました。

 

 

 

 

3/5から3/31までほぼ毎日公演を行い計35公演(うち3公演は東京でのドラマ撮影の為道枝くんは欠席)、間に挟まるつかの間の休演日は日帰りで東京で音楽番組の収録、公演と同時進行でドラマの台詞入れ、ドラマの撮影、その他私たちオタクにはまだ明かされていないお仕事の数々をこなしながらもステージ上では常に笑顔で輝き続けてくれた道枝くん。え、道枝くん5人くらい居る?

 

字面だけ見ても社畜感満載のこの怒涛のスケジュールの中、16歳の少年はステージに立ち続けたわけです。

誰がどう見ても正気の沙汰ではないこの状況(ですが年齢云々に関わらず芸能の世界では割とよくある話だったりしますが)なのに

 

 

道枝くん、本当に心から楽しそうにパフォーマンスするんですよね。

 

ステージに立っているのがもう楽しくて楽しくて仕方がない!!っていうのがとめどなく溢れてしまっている感じ、ステージ上終身雇用確定ですよ。

これだけ詰め詰めのスケジュール、もし周囲への感謝を微塵も感じず、ファンからの愛をちっとも受け取らず、頂いたお仕事の数々を疲れたしんどいと感じていたら絶対にこなせないものです。私はステージ上の道枝くんしか見たことがないし、本人が見せようとしない裏側を見ようとは思いませんが、ステージ上での道枝くんは本当に楽しそうで、このお仕事に誇りを持っていて、来てくださったファンの一人一人にきちんと感謝したい気持ちがどんなに物理的距離が離れていようとも、客席とステージという居る場所の高さすら違う場所にいても伝わってきました。

 

道枝くんの場合、

"ファンの一人一人に感謝しよう"

ではなくて、

"ファンの一人一人に感謝したい"

なんですよね。

 

自分はアイドルだから、ファンの人が居ないと成り立たないから、義務感で感謝しよう。ではなくて、純粋に「来てくれてありがとう!」の気持ちなんです。いやこれはあくまで私が彼の公演中のファンへ向ける視線やお辞儀、ファンサービスを見て推測したことに過ぎないのですが。道枝くんの中ではきっと自発的に出てくる当たり前の感謝の気持ちであって、しようと思ってしているものではないのだろうなぁと。

ステージ上からファンの人を見つめる目が慈愛に満ちていてなんとも優しい撫子色の雰囲気を纏っていました。

 

 

桜舞う演出で物理的にもピンク色のオーラを漂わせていたMemorialは言及せざるを得ませんね。

 

 

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なにわ男子になってからというもの、自他共に認める(ここ多分普通はちょっと笑うとこ)ビジュアルシンメとして道枝くんは高橋恭平くんとシンメトリーの位置に立っていますが、道枝くんと長尾くんのビジネス相棒コンビ(ここでのビジネスというのは決して悪い意味ではなく、このお仕事で出会っていなければ絶対に交わることのなかった2人という意味です)通称"みちなが"も双方のファンにとってはたいそう尊く忘れてはならない存在です。

そんな2人が胸元に鮮やかな花を添えた白いタキシードを着て向かい合って

「涙も悲しみも笑い合えるのは」

「今日という瞬間を」

「「迎えられたから」」

なんて歌った日には全地球人がハートフルな気持ちになるに決まっているではありませんか。

極め付きは歌唱中にまるで桜が2人のあまりにも平和な世界観に引き寄せられたかの如く舞う演出。

道枝くんの少し伸びた髪の毛にその桜が落ちる絵面は宗教画以外の何者でもありませんでした。

 

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桜が舞い落ちる様子の風光明媚さは道枝駿佑さんがそこにいることで初めて完成するものなのだと知れましたね…。道枝くんが少し桜を振り落とすようにしてもまた桜は道枝くんの髪の毛に落ちるんです。桜も落ちどころがよく分かっていらっしゃるようで。ええ。

 

 

 

ここまで散々道枝くんの美しさと内側から出る輝きを語ってきましたが、私が初めて道枝くんにお会いして最も強く感じたこと、それは

 

 

 

 

間違いなく、彼がステージ上のどこにいても、彼がいるその場所こそが

0番=センター

のポジションになるということ。

 

 

 

 

 

 

いやいやちょっと待ってくれよ。今まで黙って読んでやってるのをいいことにどこまでも脳みそ湧いた発言しやがって。そりゃああんたが双眼鏡で終始道枝くんをロックオンしてたからそう見えるに決まってるだろうが!!!!

 

と耐えかねたオタクは各地で一揆を起こし村には飢饉による伝染病が蔓延しそうなこの総括ですが、それは勿論異論無しです。

確かに私は双眼鏡で終始道枝くんのみを見ていましたし、正直公演後の感想といえば道枝くんのことしか覚えていないし道枝くんに集中しすぎたことで全体のセットリストの記憶はほぼ吹っ飛んでいましたので、公演後どこからともなく流れてくる記憶力の素晴らしいオタクの皆様のレポに縋りましたが!

 

道枝くんのことを沢山目で追っていたからこそ、その煌めきを余すところなく拾えたからこそ、道枝くんはどこにいても真ん中にいる人や周囲の人達の働きに頼って力を抜いたりすることは決してない、むしろ誰にも負けないくらい輝ける人なんだと自信を持って言えると思いました。

 

これは決して

道枝くんこそセンターに相応しいんだ!!!道枝くんを!!!センターに!!!!置け!!!!!

という至極過激なことを言いたいのではなく、どんなにステージの端にいても花道のずっと先にいても、自分の輝きを出し惜しみすることなく会場に幸せをもたらす道枝くんが如何に素晴らしかったかを言いたいのです。

 

あぁ道枝くんってどのポジションを任されても大丈夫な人なんだなぁ。確かに真ん中って1番誰からも見やすくて注目されやすい位置ではあるけれど、自分が立つ場所がどこであろうと真っ直ぐに前を向ける人なんだなぁ。なんて素敵なんだろう道枝くんって。と、どこにいても自分が常に見られていることを理解してアイドルで居てくれている道枝くんを肌で感じられてとても嬉しかったです。月並みな言い方かもしれないけど、本当にただただ嬉しかったです。

こんなに素晴らしいお人を応援できて光栄ですとまたしても胸の前で手を合わせ天を仰ぎ祈祷を捧げたくなる、そんな気持ちです。

 

華奢な身体に儚げなお顔、少しでも押したらすぐ崩れてしまいそうな繊細な見た目とは裏腹に信念は確立していて芯のある男の子だということは会う前から知っていたけど、ただ生でパフォーマンスを見ただけでそれがより真実味を帯びて感じることが出来るなんて。

 

ファンに対しても自分に対しても誠実な道枝くん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんなに内面から美しいのに呼吸までしてるって本当?

 

 

 

 

 

 

 

 

会ってきて肌で感じてきたのに正気か?と言いたくなるような感想ですがあんなにも尊い存在が呼吸までしている事実は未だに信じ難いところです。

 

たった一公演、ほんの100分ほどの時間を道枝くんと、関西ジャニーズJrの皆様と共有させて頂いた春でしたが、

 

とっっっっっっでも楽しかったです。

 

何公演も入ることに慣れたJr担にとっては私の春はつまらない春かもしれないし、たった100分で道枝くんの輝きに浸かったつもりでいるなんて甘いと感じられてしまうかもしれませんが、私にとってこんなにもキラキラとドキドキで溢れた100分はありませんでした。

 

平凡でぼんやりと過ぎ行くだけだった日々が道枝くんのおかげで鮮やかに色付き、ときめきに溢れた毎日が続きました。

 

自分の行けない公演でも、現場があるということはその分行った方のレポや公式の映像化(大声)、雑誌の写真付きレポ等の楽しみが待っているということ、本当に有り難き幸せです。

 

何より、道枝くんの活躍の場が沢山用意されているこの現状が十分楽しく喜ばしいことだと感じた春でした。

 

 

 

 

 

 

 

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彼らに会ってから性格が明るくなり、友達も増え、肌ツヤが良くなりました!効果を実感しています!(千葉県/10代/女性)